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- マシニング加工
マシニング加工とは?大東技研のマシニング加工の特長と加工製作事例をご紹介します

マシニング加工とは、マシニングセンタと呼ばれる工作機械を用いて、素材を切削する機械加工技術です。大東技研で製作するマシニング加工の部品は、主に半導体製造装置、生産設備の検査機器、精密機器、先端電子部品製造装置などに使用されています。
マシニングセンタは数値制御が可能で、工具の自動交換機能を備えています。加工工程をプログラミングし、使用する複数の切削工具を機械にセットしておくことで、自動で切削工具の交換が行われるため、効率的に素材の加工を行うことができます。
マシニング加工は多くの場合、エンドミルやドリルなどの切削工具が回転しながら前後、左右、上下に可動し、形状加工や穴あけ、中ぐり、ねじ切りなどを行います。マシニングセンタには、立型、横型、門型の主に3つの種類があります。
1. 立型マシニングセンタ
切削工具を取り付ける主軸が垂直に配置され、主軸は、X軸、Y軸、Z軸に可動します。加工の様子を上から確認しながら操作することができ、多品種小ロットの製品の生産に適しています。
2. 横型マシニングセンタ
主軸が地面に対して水平に配置されており、X軸、Y軸、Z軸に動く切削工具が、素材を横から削り加工します。パレット・チェンジャーを機械に設置することで、加工物を自動で搬出できるため、大量生産にも向いています。
3. 門型のマシニングセンタ
門のような形をした構造の機械に、主軸が垂直に取り付けられています。主に、長い素材や重い素材、大型の製品の加工に使用されています。
マシニング加工で出来る加工内容
大東技研は、半導体製造装置や精密機器機械、医療機器、生産設備の検査機器などの高精度を求められるマシニング加工を得意としています。大東技研が提供するマシニング加工の特徴を4つご紹介します。
1. 高精度加工
公差1μm〜3μmの高精度加工に対応しています。精密な仕上がりが必要な製品に、最適な加工を行うことができます。
2. 微細加工
主軸回転数が10,000rpm以上の高能率マシニングセンタを導入することで、従来は放電加工で対応していた微細穴加工を、マシニング加工で実現しています。回転するドリルを使って材料に穴を開けるドリリング加工ができる最小穴径は、Φ0.05mmです。Φ0.1mmの穴を数万個単位で加工することも可能です。
3. 3次元加工
3Dモデリングデータをもとに、複雑な三次元形状の加工を施します。自由曲面や複雑な形状の製品にも対応しています。
4. 同時3軸加工
切削工具を上面や側面から入れるだけでは加工できる形状に制限がありますが、大東技研では、同時3軸加工の技術を取り入れています。中でも、鉄・アルミ・ステンレスの加工に特化した高精度加工をメインとし、高精度かつ高効率な品質を提供しています。
大東技研のマシニング加工製作事例
大東技研で製作した部品のマシニング加工事例をご紹介しています。詳しくは、製作事例ページからご覧ください!
大東技研では、切削加工から検査までワンストップで行うなど、できるだけ短納期で対応できる最適な加工方法をご提案します。マシニング加工でお困りの場合は、お気軽にお問い合わせください。